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「なぜか蚊は足ばかり刺してくる…」「足の臭いが強いと蚊に刺されやすいって本当?」と気になったことはありませんか?
実は、足の裏には汗腺が多く、皮膚常在菌が作り出すニオイが蚊を引き寄せる原因の一つとして研究で注目されています。
この記事では、足の臭いと蚊の関係をはじめ、足が狙われやすい理由や今日からできる対策をわかりやすく解説します。
足の臭いが気になる方や、少しでも蚊に刺される回数を減らしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
蚊は足の臭いに寄ってくるって本当?
これは本当のことです。
足の臭いと蚊の関係は、2016年に発表された研究で、注目されました。
足裏にある皮膚常在菌(人の体に日常的に存在している微生物)の種類が多い人ほど、蚊に刺されやすいことがわかっています。
この常在菌の成分が、汗や皮脂を分解するときに出るニオイ(カルボン酸など)を蚊が好んでいて寄ってくるのです。
蚊は高い体温や人の呼吸で出す二酸化炭素にも反応して寄ってきますが、この足の常在菌が出すニオイにも反応して寄ってくるのです。
なぜ足が狙われやすいの?
👣💦足裏で汗をかく
↓
🦠皮膚常在菌が汗や皮脂を分解
↓
👃ニオイ成分(カルボン酸など)が発生
↓
🦟蚊がニオイを感知
↓
足元へ寄ってくる
足裏には汗腺が多い
足裏には汗腺が多く、靴や靴下などで蒸れやすく常に汗をかいている状態で、蚊にとっては足元は恰好の標的なのです。
常在菌がニオイを作る
汗自体はそれほど強いニオイはしません。
しかし、足裏の皮膚常在菌は汗や皮脂を分解する過程で、ニオイ成分を作り出します。
そこで、カルボン酸や乳酸を生成します。
蚊はそのニオイを感知する
その時に発生するニオイが、蚊を強く誘引するので足元に寄って来るのです。
👣足裏
💦汗腺が多い
👞靴で蒸れる
🦠常在菌が多い
👃ニオイが出やすい
↓
🦟蚊が集まりやすい
高校生が発見した「足の裏と蚊」の研究
2016年当時、高校生だった田上大喜さんは、家族の中でも妹さんが長袖を着ていても蚊に刺されやすく水ぶくれになってしまうことを不憫に思っていました。
そこで、人によって蚊に刺されやすさが違う理由を調べるため、自宅で蚊を飼育し、吸血するメスの行動を観察しました。
この研究は、足裏を清潔に保つことが蚊対策につながる可能性を示したものとして注目されました。
妹さんの足裏をアルコールなどで拭くことで、蚊に刺されることが少なくなり、「科学の芽賞」に応募したことで当時は話題になりました。
田上大喜さんは、科学の面白さにも目覚め、その後コロンビア大学、オックスフォード大学大学院に進学し、今も研究を続けています。
足の臭い対策で蚊を減らせる?
人の呼吸によって発する二酸化炭素や体温にも、蚊は反応して寄ってきます。
その中でも、足裏の常在菌が作り出すニオイは、蚊が人を見つける手がかりの一つと考えられています。
こういうわけで、足に存在する常在菌を減らすことで蚊に刺されることを減らす対策ができるのです。
その対策は
- 足を清潔にする(足裏をアルコールなどで拭く、足を洗う)
- 靴を乾燥させる(靴の中は常在菌が存在しているので、乾燥することで増殖を防ぐ)
- 靴下を替える(雑菌が繁殖し続ける靴下を履き替えることでリセットできる)
日頃からこれらを意識することで、足のニオイ対策と蚊対策の両方につながります。
足の臭い対策グッズを使う方法
- 足を清潔にする(直接洗う、汗拭きシート・除菌シートでぬぐう)
- 足に直接制汗剤、消臭スプレーなどをする
- 靴の中の環境を見直す(靴に貼るだけで足裏を除菌・消臭し、蚊を寄せ付けにくくする専用インソール・スプレーを使用)
👉靴の中の環境を整えるために、消臭・抗菌タイプのインソールを活用する方法もあります。

蚊を寄せ付けにくくするその他の方法
虫よけスプレー
虫よけスプレーは、ディートやイカリジンを有効成分とする製品が、蚊対策として広く使われています。
子どもに使用する場合は、年齢によって使用回数や使用できる製品が異なるため、必ず商品の表示を確認しましょう。
長袖の服
肌の露出を防ぐことで蚊に刺される可能性が低くなります。
ただ、私自身の体験では、薄手の長袖なら服の上から刺されたこともありました。
ハッカ
ハッカは主成分のメンソールを蚊が嫌がるので効果的ではあります。
ただし、殺虫成分ではないこと、時間が経つと香りが薄れて効果が長続きしないこと、ペットや乳幼児がいる家庭では、使用前に注意事項を確認しましょう。
網戸
網戸は室内から見て右側に閉めるのが基本です。
この位置なら窓とのすき間ができにくく、蚊の侵入を防ぎやすくなります。
反対側にすると、網戸との間にすき間ができる場合があるため注意しましょう。
汗をこまめに拭く
汗の水分や乳酸に反応して蚊は寄ってくるので、マメに汗を拭くことも対策のひとつです。
家の周りの水たまりをなくす
植木鉢の受け皿などの水たまりは、蚊の幼虫のボウフラの住みかになるので、水たまりをなくすことも対策の一つです。
足の臭い対策に加えて、虫よけスプレーや服装、家の周りの環境を見直すことで、より効果的な蚊対策が期待できます。
👉「蚊に刺されやすい人の特徴をまとめた記事はこちら」
蚊に刺されやすい人の特徴7選!原因や刺されやすい理由・対策を解説
よくある質問
足だけ刺されるのはなぜ?
足を集中して刺されるのは、足裏にある常在菌の種類が多く、そのニオイと常に汗をかいている状態の足の水分に蚊が引き寄せられるからです。
足を洗うと刺されにくい?
足を石けんできれいに洗ったり、アルコールなどで拭き取ることで、蚊を引き寄せる原因をなくすことになるので効果があります。
足の臭いがない人は刺されない?
足は靴下や靴を履いていて蒸れる状態なので、まったく臭わないことはないので、刺されないことはないでしょう。
それでも常在菌が少ない人、また「イソ吉草酸」という成分が少ない人は刺されにくいと言われています。
蚊は足の臭いに寄ってくるって本当?刺されやすい理由と対策を解説|まとめ
蚊は人が吐き出す二酸化炭素や体温だけでなく、足の裏の皮膚常在菌が作り出すニオイも手がかりにして人を見つけていると考えられています。
今回紹介したポイントをまとめると、
- 足の裏は汗腺が多く、ニオイが発生しやすい
- 皮膚常在菌が作り出すニオイに蚊が反応する
- 足を清潔に保ち、靴や靴下の環境を整えることも蚊対策につながる
- 虫よけスプレーや服装などを組み合わせることで、より効果的な対策が期待できる
足の臭いを完全になくすことは難しくても、日頃のケアを続けることで蚊を寄せ付けにくくすることはできます。
足の臭い対策に役立つインソールについて詳しく知りたい方は、関連記事もぜひ参考にしてみてください。

👉また、「蚊に刺されやすい人の特徴をまとめた記事はこちら」